「おかげさま」
朝、7時くらいにハッとして起きたものの、結局二度寝して10時近くに目覚めました。
二度寝というのは、二度寝する瞬間は気持ちいいのに目覚めた時は頭も身体も重たくて、心も重くなりがちです。わかっているけれど、昔から二度寝してしまいます。
朝、目覚めた瞬間に今日一日に感謝して目覚めたり、そういう尊い朝の始まりに憧れます。
今日は朝ごはんをたべてから海外ドラマ「BORNES」のSeason12を最終話までの残りをイッキ見しました。これが完全なファイナルシーズンらしく、大事に少しずつ観るつもりだったのですが、大好きなドラマなので止められず、ほとんどまとめてみてしまいましたね。
願わくば、新シーズンをみたいです。
ドラマを観終わってから、少しみれいさんの本や呼吸の本を読み直して、実践しました。
呼吸のノートがすでにすごく役立っています。自分の内を見える形で出すってすごいことなのかも、なんておもいます。
もちろん、2〜3日じゃまだまだと自分で思っているわけですけれど。
人によっては一度しただけで効果があるみたいです。わたしは今のところは、これはそうかも?と少し思うことがあるくらい、という感じです。
ただ呼吸法をしたあと、ふと思い出したことがありました。
10代の頃、修学旅行ではじめて奈良にいったときのことです。
たぶん薬師寺だったと思うんですが、そちらのお坊さんが私達修学旅行生に説法をしてくださったんですね。
わたしは歴史的建造物だとかそういうのが好きで、修学旅行で初めてそういうものに触れられるとあって、とても心が浮きだっていました。ただ、団体での見学だから自分のペースで見られないんです。見学は説法の前だったんですが、ものすごい流れ作業で、不満たらたらで説法のあるお堂?の椅子に座っていました。
一人の、たぶん30代くらいの若々しいお坊さんが私達に説法をしてくれました。
私達の学校のほかに、別の男子校の修学旅行生の方たちも来ていまして、お坊さんが彼らを茶化すところから話し始めたのを覚えています。
とっても面白い、まるで漫談のようなお話が7割位は占めていたと思います。もしくは8割かな。
いつの間にか、みんなお坊さんの言葉に釘付けでした。
そうしてそれから、とても大事なお話をしてくれたのです。
正直細かいところはまったく覚えてませんけど、ただ「おかげさま」という言葉について教えてくださったのを覚えています。
自分のちからに驕らず、周りの人やもちろん仏様の助けの感謝を忘れない。
すごくうろ覚え、で正確ではまったくないですが、そんなようなことをおっしゃっていたと思います。
普段、先生の話なんて1割も聞いていないような子やもちろんわたしも含めて、その場にいたみんなが、最後の一言まで集中して聞いていました。
あれ以来、そんな経験は一度もありません。いろんな講演会やセミナーに参加していたこともありましたが、元々長時間の集中が苦手なわたしは、持って最初の30分くらいしか集中できないんです。
だからでしょうか、いまでもうろ覚えとはいえ、お坊さんの「お陰様を忘れずに」という言葉は今でも覚えています。
まあ、此処しばらくは忘れていたのですけれど。
呼吸法のおかげか、思い出すことができました。
何事にも、お陰様への感謝をしていたいものです。